トライガン&デビルメイクライ&オリジナル中心で節操なく活動中。おもに落書きばっかり。最近オリジナルに傾倒気味。
※腐要素も含んでますので要注意
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6月ですねー。誕生月ですが、二十歳過ぎるともう誕生日が疎ましいものになってしまいます。年取りたくないでござる。
最近お肌が荒れ気味で困っております。多分お通じが悪くなってるのが原因なんじゃないかなーとは思っているので野菜とヨーグルトの量をもっと増やさんといけないかもですね。すっきりしてかつ肌もつやつやになりたいもんです。下の話でスミマセン。
さて、載せる落書きもないので過去に書いたオリジナル本編の小説でも載せておこうと思います。誰得。
以前載せた内容の続きになります。興味ない方はスルー推奨。
れっつろっく↓
最近お肌が荒れ気味で困っております。多分お通じが悪くなってるのが原因なんじゃないかなーとは思っているので野菜とヨーグルトの量をもっと増やさんといけないかもですね。すっきりしてかつ肌もつやつやになりたいもんです。下の話でスミマセン。
さて、載せる落書きもないので過去に書いたオリジナル本編の小説でも載せておこうと思います。誰得。
以前載せた内容の続きになります。興味ない方はスルー推奨。
れっつろっく↓
【過去編・声】
パタン、とドアが閉まり、オメガは一人ブライトの部屋に残された。
(……私の声は、彼らに届いていないようだ…)
出会ってからずっとオメガはテレパシーによって語りかけている。しかし反応がないところをみると、上手く伝わっていないらしい。
(…彼らの波長と私の波長が違うのかもしれない)
オメガが顔を上げると、部屋の窓から晴天が覗いている。力が上手く入らない両足に鞭打ち、壁伝いに立ち上がってヨロヨロと窓に近付いた。
(ずっと見ていた箱庭だが…エデンとはまるで環境が違う…)
もたれかかるように窓を押し開けて遥か空を見上げる。抜けるような青空と、高く昇った太陽の光がまぶしかった。
(ずいぶん遠い所へ来た…)
脳裏を掠めるのは喧騒と飛び交う鮮血、ぶつかりあって火花を散らす武器、怒号ともつかない雄叫びだ。血塗れの部下たちが力を振り絞って自分をこの箱庭に逃がしたのである。
(私は…どうしたら…)
窓枠にしがみつくようにして身体を支えていたが、耐え切れずにその場に膝をついた。エデンと箱庭では身体を支えるために必要な力の量にだいぶ差があるようで、今のオメガの身体にはひどく負担であった。加えてエデンと自らの姉を封印するために力の大半を消費してしまったのも祟って全身に酷い倦怠感が纏わりついている。
(…私はここで生きなければ…彼らが命懸けで私を救ったのだから、膝を折っている場合では…)
自分を護る天使たちの必死な表情がこびりついて離れない。オメガは思わず頭を抱えて蹲った。
(なぜこんなことに…)
「オメガ…?おい、どうした!?」
いつの間にか戻って来ていたブライトが驚いて蹲っているオメガに駆け寄って背中を擦る。
「大丈夫だ、大丈夫だぞ…ここにはお前さんを傷つけるものは何もない」
よしよしと背中を擦る手が温かい。強張った身体が弛む。
「怖いことでも思い出したか?」
「…………」
ゆるゆると首を横に振って顔を上げると、ブライトが心配そうに見つめている。
「…言いたくないことは言わなくてもいいけど、言いたいことはガンガン言ってもいいのよ?」
オメガが頷くと、ブライトは安心したように笑ってオメガを抱き起こし、椅子に座らせた。
「お、窓が開いてるじゃない。お前さんが開けたのか?」
オメガを座らせて窓が開いているのに気付いて閉めながら尋ねると、こくりとオメガが頷いた。
「お前さんもしかして空が好きだったり?」
オメガはわずかに首を傾げる。ブライトは苦笑してぽんぽんとオメガの頭をなでた。
「ま、遠慮はいらないから好きにしてくれて大丈夫よ。少しずつ慣れていこうな」
(…まずはこの箱庭で生き抜く術を手に入れなければならない……)
オメガは優しい表情で自分を見るブライトを見つめて一つ頷いた。
パタン、とドアが閉まり、オメガは一人ブライトの部屋に残された。
(……私の声は、彼らに届いていないようだ…)
出会ってからずっとオメガはテレパシーによって語りかけている。しかし反応がないところをみると、上手く伝わっていないらしい。
(…彼らの波長と私の波長が違うのかもしれない)
オメガが顔を上げると、部屋の窓から晴天が覗いている。力が上手く入らない両足に鞭打ち、壁伝いに立ち上がってヨロヨロと窓に近付いた。
(ずっと見ていた箱庭だが…エデンとはまるで環境が違う…)
もたれかかるように窓を押し開けて遥か空を見上げる。抜けるような青空と、高く昇った太陽の光がまぶしかった。
(ずいぶん遠い所へ来た…)
脳裏を掠めるのは喧騒と飛び交う鮮血、ぶつかりあって火花を散らす武器、怒号ともつかない雄叫びだ。血塗れの部下たちが力を振り絞って自分をこの箱庭に逃がしたのである。
(私は…どうしたら…)
窓枠にしがみつくようにして身体を支えていたが、耐え切れずにその場に膝をついた。エデンと箱庭では身体を支えるために必要な力の量にだいぶ差があるようで、今のオメガの身体にはひどく負担であった。加えてエデンと自らの姉を封印するために力の大半を消費してしまったのも祟って全身に酷い倦怠感が纏わりついている。
(…私はここで生きなければ…彼らが命懸けで私を救ったのだから、膝を折っている場合では…)
自分を護る天使たちの必死な表情がこびりついて離れない。オメガは思わず頭を抱えて蹲った。
(なぜこんなことに…)
「オメガ…?おい、どうした!?」
いつの間にか戻って来ていたブライトが驚いて蹲っているオメガに駆け寄って背中を擦る。
「大丈夫だ、大丈夫だぞ…ここにはお前さんを傷つけるものは何もない」
よしよしと背中を擦る手が温かい。強張った身体が弛む。
「怖いことでも思い出したか?」
「…………」
ゆるゆると首を横に振って顔を上げると、ブライトが心配そうに見つめている。
「…言いたくないことは言わなくてもいいけど、言いたいことはガンガン言ってもいいのよ?」
オメガが頷くと、ブライトは安心したように笑ってオメガを抱き起こし、椅子に座らせた。
「お、窓が開いてるじゃない。お前さんが開けたのか?」
オメガを座らせて窓が開いているのに気付いて閉めながら尋ねると、こくりとオメガが頷いた。
「お前さんもしかして空が好きだったり?」
オメガはわずかに首を傾げる。ブライトは苦笑してぽんぽんとオメガの頭をなでた。
「ま、遠慮はいらないから好きにしてくれて大丈夫よ。少しずつ慣れていこうな」
(…まずはこの箱庭で生き抜く術を手に入れなければならない……)
オメガは優しい表情で自分を見るブライトを見つめて一つ頷いた。
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